第十三巻「最後の王の運命」先行情報 第三弾 "新たな脅威 オークの冒涜者"公開
[2008-06-06]
稲妻が空を駆け抜け、弱々しい緑色の輝きを一瞬森に投げかけます。
大きな木々の枝の下で行われていた激しい戦いは他に転じ、森は静まり返っていました。
虫の羽音の"ブンブン"という音以外は、荒れ果てた穴よりかすかな火の音しか聞こえません。
小さな焚き火の不気味な緑色の炎は、ごつごつとした石にあたっては"パチパチ"、"シュッ"と、
音を立て、煙があたかも巻き髭のように泡立った黄色い腐敗物の入った瓶に絡みます。
その火の音は、地面に散乱する骨の間に横たわっている、奇怪な生き物の喘ぐような嘆きで
ときおりかき消されました。
傷口の腐る臭気は、その生き物より急速に命が奪われていることを示すものでした。
その時、穴の隅から冒涜者が顔を出しました。
革帯を肩から斜めにかけ、頭には大きな熊の頭蓋骨。体は夜のように黒く、アングマールへの
長年の奉仕でできた数々の傷と赤いルーン文字とが刻まれています。
片手には骨の破片をぶら下げた大きな木、もう片方には悪臭で満たされた瓜。
彼が黒い舌でしわがれた声を出し、火に足を踏み入れると、灰色の汚物が舞い上がります。
冒涜者は杖を穴の縁に立てかけ、骨に囲まれ傷ついたオークへと歩み寄りました。
その倒れた獣は胸の傷を、無造作にこじ開けられた苦痛に思わず声をあげましが、
冒涜者は化膿した傷を確認すると、手際よく動き、今の主人と以前の主人より指南された
暗黒の単語を口にしながら、傷に瓜をすり込みました。すり込まれた不潔な液体は泡立ち、
"シューシュー"と音を立てます。するとどうでしょう、傷口が閉じていくのです。
倒れたオークはうめくのをやめるとともに、やがて浅い眠りに落ちていきました。
冒涜者は火に近づくと、大釜に手を伸ばして濃くて黒みがかった緑色の粘液を瓜へ
たっぷり注ぎ、また眠っているオークの所へ戻り、オークの足にある小膿疱の上に
数滴垂らしました。傷から傷へ、怪我は粘液によって消えていきます。
そのオークが回復するにはまだ時間がかかりそうですが、仕事を終えた冒涜者は
夜闇に向かって声をかけました。
その声に呼ばれ、夜闇よりクラージャルン族の印をつけた黒い鉄鎧を身にまとう
ウルク二匹が姿を現し、治療されたばかりのオークを地面から引きずりあげました。
同時に彼らは暗闇から次のモルディリスの兵士を穴の中にぞんざいに置いていきました。
新しい負傷者が運ばれてくると、冒涜者は穴の壁から菌類をこそぎ落とし、自分の仕事を
続けるため穴の奥の暗闇に戻っていきました。
エテン高地での戦いに大きな変化をもたらすことになるモンスタープレイヤーに向けた
アップデートが第十三巻にて行われます。
それは、新たなクラスである「オークの冒涜者」の登場です。
毒と疫病に満たされた地域出身の冒涜者は、敵の攻勢を妨害し味方を助けるために、様々な
有害な菌と粘液の知識を運用します。
冒涜者はゲーム開始以来、エテン高地の平衡をはかるためにモンスター側へ追加される
最初の内容であり、エテン高地での戦争を拡張し続けるため、PvMP環境は確実に
様変わりするでしょう。
この「オークの冒涜者」に関する情報を公式サイトのフォーラム「最新情報」にて
公開させていただきました。ぜひ気になるうじ虫はご確認ください。
「フォーラム」>「最新情報」>
『第十三巻「最後の王の運命」先行情報 第三弾 "新たな脅威 オークの冒涜者"』